趣旨

明治後期に建造され茨城の電気史に残る変電所跡を、敷地内の銀杏とともにライトアップして、晩秋の夜空に郷愁を誘い出だします。銀杏が黄金色に輝き、歴史を刻んだ赤レンガがロマンを醸し出してくれます。変電所として長い使命を終えた後、地域の公民館として、また、子供たちの遊び場として愛されてきたこの建物が、人々から忘れ去られようとしていました。取り壊される運命にあったものを、私たち『河内の文化遺産を守る会』会員が、微力ながら、長い間保存してきた思いをこのお祭りによって、少しでも多くの人に理解してもらい、今後の保存活動推進の一助にしていくために行います。

概念

百年近い歴史をもつドイツ人設計のこの建物が、平成11年に国の登録有形文化財として登録されました。変電所として日立の工業発展に寄与し、一時代を経て、その使命を終え、その後長い間公民館として地域の人々に愛されてまいりましたが取り壊される運命を乗り越えての登録でした。地域の貴重な財産を守り、次代に遺すため手作りの「おまつり」を企画します。 次代を担う青少年の健全育成に努め、少子高齢化が急速に進む中、更なる地域の発展を願い、未来をを明るく「明かり・電気」とともに元気に暮らせることに喜びを持って楽しんでいただけるお祭りにし、晩秋の風物詩にしたいと思います。

代表者あいさつ

日頃より、河内の文化遺産を守る会へのご支援ご協力、まことにありがとうございます。旧町屋変電所を永久に残そうとの意図の下、発足以来、ご協力を頂き、感謝の念に堪えません。地域の先人が残した旧町屋変電所、赤レンガの文化遺産は長い歴史とともに地域の大きな宝物として現在に至っております。当会は明治時代の遺構と里川の流れとともに歩む歴史を振り返りながら、赤レンガと自然との調和のなかで地域の活性化のため、まつりを企画してまいりました。まだ数年のまつり開催でありますが灯りが醸し出す感動のまつりとして好評を博してまいりました。今後とも河内の皆様とともに手づくりのまつりを開催し、地域文化の交流を図っていきたいと存じますので末永いご支援ご協力をよろしくお願いいたします。

河内の文化遺産を守る会 会長 檜山貞人